「あなたのお名前は、会社勤めなんかは絶対ダメ。頭下げるのなんか冗談じゃない。自分で、とにかくピタリと目標を持っていく冒険家ですよ。あなたは、たとえば、冬山へ行かれて凍傷にかかっても、1人で下山できる。倒れても、必ず立ち直る。そのはずです。もともとオギャアと生まれて、お名前をつけてくれた時から、そういうものを特徴として持っている。ただ、考えが緻密すぎて、1人でやる仕事以外はダメ。自分でやらなければ気にいらない。今の仕事が間違いなく天職です」

占い師さんにハッキリと言っていただきました。

「物を書くときはペンネームなのですか?」とよく聞かれますが、本名を使っています。

「あなたは、ただのありふれた感じの人じゃない。向上心がすごい。野心をちゃんと持っている。その一方で、破滅型ではなく、家庭を大事にします」

破滅型の人は、家庭を大事にしない名前になっているといいます。

「破滅型の人は、芸術家でも何でもない。人間としては、一番守らなければいけないものを守れない」と占い師さんは言っていました。

 

そして、これから、どうしたらよりよくなっていけるかというポイントも指摘していただきました。

名前には、長所と短所があるらしいです。

「あなたは、泣き言を一切言いません。でも、家庭の中で強がりを1つ言うと、1つ幸せが逃げると思ってください。家庭の中では、少しはおバカさんのふりをすることです。そして、あなたは、白黒をつけすぎるね。白黒、いい悪い、好き嫌い、これしかない。中間も認めましょう」

ギクリとしました。それは、子供の頃から、母親によく言われていたことだったからです。

「あなたは、家族を命がけで守るという責任感をすごくお持ちの方。その責任感がすごい。ただ、責任感でがんじがらめになっちゃうところがある。ちょっと肩の力を抜いてちょうどいいくらいですよ。肩の力をちょっと抜いて、柳に風ぐらいの感覚でいたら、もっと飛躍します」

なんだか、楽になるような言葉ももらえました。

「このお名前は偶然じゃないと思う。調べてつけられましたね」

最初、占い師さんには黙っていましたが、親が姓名判断で調べてつけた名前だそうです。

「完璧です。でも完璧すぎるんです。僕なんかは、赤ちゃんに柔軟さを加えるのです。もしあなたの名前が悪ければ、こういう理由だからと変えさせちゃう。でも、変えることは一切ないのです。緻密さをやめてサボればいい」

確かに、僕自身が成長していく時、常に壁になっていたのは、世の中のいろんな矛盾との闘いだったような気がします。

矛盾を受け入れていけるかの戦いですからね。

社会生活、特に仕事では良心のゴムが何本も切れていないとやっていけないから、その経験がよかったかもしれません。

「それが丸さというのかな、柔軟さになったんですね」

姓名判断を受けることで、自分の人生を振り返り、自己反省できるのです。